30代で転職を考えたとき、一番の不安は「年収が下がってしまうのではないか」ということではないでしょうか。
特に転職回数が多いと、「雇ってもらえるだけでありがたいと思え」なんて厳しい声も聞こえてきそうです……。
しかし、ちょっとした工夫をすることで、転職5回の私でも、年収を維持、あるいはアップさせることができました。
今回は、私が実際に年収を下げないために徹底した「3つの戦略」をお話しします。
「スキル」ではなく「解決できる課題」で自分を売る
30代の採用で企業が見ているのは「何ができるか」以上に、「自社の抱えている問題を解決してくれる人材なのか」というところです。
たとえば、「プログラムが書けます」「提案営業ができます」のようなスキルベースで伝えるよりも……。
「属人化している業務をプログラム化することで、チームの残業を減らせます」のように、そのスキルで何ができるかを伝えることが大切です。
私が実際経験したものでいうと、これまでの多数の会社で異なる文化を見てきた経験を「どんな組織にも対応できる柔軟性」や「仕事でもすぐに習得できる即応力」という付加価値に変換して伝えました。
その結果、ちょうど新事業を計画していた会社に興味を持ってもらい、選考が進んで内定をもらえることができました。
重要プロジェクトの要員ということで100万円以上の年収アップも成功させました。
「今の年収」をベースにしない交渉術
年収交渉の際、「今の年収は〇〇万円なので、同等以上を希望します」とだけ伝えていませんか?
自分の希望額を伝えるときに必ず「根拠となる数字」をセットして、自分の価値を「今の給料」ではなく、「相手の会社に提供できるメリット」で提示することも大切です。
たとえば、以下のような言い方をすることで、今の給料以上が欲しいことを伝えられます。
- 「前職では〇〇のプロジェクトを完遂し、これだけの利益に貢献した」
- 「御社の提示されている業務範囲は、前職よりも責任が重いため、これくらいの評価を希望する」など
「年収が下がりにくい業界・職種」を見極める
根性論ではなく、構造的に年収を下げない選択も重要です。
まずは、伸びている業界を選びましょう。
そもそも利益が出ている業界(IT、SaaS、DX関連など)であれば、年収のベースが高くなります。
また、自分の経験が「希少価値」になる領域を目指すのもよいです。
日本の転職市場では「転職回数が多いこと」は一般的にはネガティブになりますが、変化の激しいベンチャーや、多様な経験を重宝するコンサルティング的な立ち位置の職種ならば、転職回数はむしろ「付加価値」としてポジティブに捉えてくれます。
最後に:年収は「自分への信頼」の証
年収を下げないことは、単にお金の問題だけではありません。 「自分のこれまでのキャリアを正当に評価してくれる会社を選ぶ」という、自分自身への信頼でもあります。
もし今、環境を変えたいけれど年収が下がるのが怖くて足が止まっているなら、まずは「自分の経験が、どこの誰の悩みを解決できるか」を棚卸しすることから始めてみてください。
5回遠回りした私だから断言できます。戦略次第で、キャリアは何度でも「上書き」できます!


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